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「もしもの時」 まずは壽徳寺へご連絡ください。

壽徳寺では広く門戸を開き、お檀家さまではない方のご葬儀も承っております。

旅立つ故人さまをご遺族さまと共に心をこめてご供養し、仏さまの世界へお送りいたします。

昨今の葬儀事情ではどうしても「葬儀は葬儀」、「法事は法事」と分かれてお考えになることが多くなっております。

お亡くなりになった大切な方は仏さまの世界へ旅立たれ、仏さまとして大成していただくためにも四十九日忌や一周忌などの年回法要がございます。

ご葬儀からご法事までは一連のつながりをもった出来事だと考えていただければ幸いです。

 

また、ご葬儀が終わり、この後は初めてのことで「どうしてよいか分からない」というご相談を多くいただきます。

もしものお困りの時は壽徳寺へご相談ください。

故人さまのためにも、ご遺族さまのためにも一貫してお任せいただければ幸いです。

故人さまとご遺族さまがお互いに感謝してお別れできる葬送の儀を執り行えるように心がけております。

 

「もしもの時」のご葬儀について【ご逝去~お葬式までの流れ・段取り】

ご家族やご友人など大切な方が最期を迎え、ご葬儀の際には色々な思い出や深い悲しみの中で故人さまをお見送りするご準備をいたします。

とても慌ただしく、どうしてよいか分からないことも多いと思いますが、故人さまのためにも残されたご遺族・ ご関係の方々のためにも丁寧にお見送りいただければ幸いです。

ご葬儀には地域ごとの慣習などが多くございます。

もしもの時に困惑しないように壽徳寺付近でのご葬儀を例として、ご葬儀(お通夜・お葬式・火葬)の流れとご留意いただきたいことをご紹介させていただきます。

 

ご葬儀(そうぎ)とは

ご葬儀(お葬式)とは、死者を葬る儀式という意味がございます。

喪儀、喪式ともいいます。

現在の葬儀と葬式の意味ですが、広義で同じような意味合いで使用されております。

こちらではご葬儀という名称でご紹介させていただきます。

 

大切な方がご逝去

もしもの時は突然に訪れます。

突然のことで慌ててしまい、思わぬトラブルに巻きこまれてしまうことも多くございます。

縁起でもないとおっしゃらずに事前に親しい方と話し合い、今後の方針を決めて伝えておきましょう。

先のことを考えることは悪いことではありません。

これからの生前の道のりとご逝去後の道のりが充実したものになるように、未来へつながるお子さまやお孫さまのためにも皆さまでご一緒にお考えください。

また、お話し合いが事情によって持てない場合は、まずは「壽徳寺へ連絡する」ということだけでもお伝えいただければ幸いです。

それだけでも、その後のご遺族さまのご負担は大きく軽減することにつながります。

 

病院からご自宅へ

大切な方がご逝去されますと、医師の診断によって死亡診断書が出され病院から故人さまはご自宅へご移動いたします。

この時には悲しいさなかではありますが、ご臨終にお立合いできなかった方のためにもお亡くなりになった 日時や様子は覚えておきましょう。

その後、ご逝去され大変な時ではありますが、壽徳寺と葬儀社(事前に決めている場合)に連絡をし、葬儀社へご遺体搬送の手配をお願いします。

(夜間の場合は、火葬場の営業時間外ということもあり葬儀社のみに連絡することが多いようです)

葬儀社のお知り合いがなく、病院でご紹介されることもございますが急がなくても大丈夫です。

後々に後悔される方も多いので、よく考えてからお願いしましょう。

いざという時に慌てないためにも事前に葬儀社を調べておくのもよいですし、壽徳寺でご紹介もいたしますのでご連絡ください。

やはり急な事ですので、業者の方やご親族とお互いの認識の差などトラブルも起きやすく、落ち着いて対応しましょう。

また、葬儀社やご親戚など関係者へ連絡する前に、ご葬儀にあたり喪主(代表者)を決めて連絡先や所在地などが分かるようにまとめておきましょう。

 

ご遺体の安置

葬儀社の方がご遺体をご自宅へ搬送します。

(ご葬儀までの日程や諸事情によっては、ご自宅へ安置しない場合もございます)

故人さまがご自宅に戻りましたら、北枕にお布団を敷き安置いたします。

 

霊壇には

  • 線香立て
  • ロウソク
  • お花(花瓶)
  • お鈴
  • 一本華
    樒(しきみ)や菊などを一輪だけ花瓶にさしたもの
  • 枕団子(涅槃団子)
    白いお団子を数個お皿にのせたもの
  • 末期の水
    お水をコップや湯呑などに入れてお供えしたもの
  • 一膳飯
    お茶碗に沢山の白飯を盛り、箸一膳を一本に見えるように立てたもの
    この箸の立て方を一本箸といいます。

をお供えいたします。

故人さまを思いなるべくご自分で丁重にお仕度し、ゆっくりとお参りして手を合わせましょう。

ご逝去にあたりとても慌ただしくなることが多いですが、できればお戻りになった日はお時間を設けてゆっくりとご遺族・ご関係の方々と故人さまを偲びましょう。

 

お通夜・ご葬儀の日程

故人さまの搬送とともにお通夜・ご葬儀の日程を決めます。

日程は喪主、火葬場、葬儀会場、壽徳寺の予定を考慮し決めておりますので、まずは壽徳寺へご連絡ください。

また、壽徳寺のお檀家さまやご関係の方には、ご葬儀の利用時には壽徳寺観音堂を無償でご提供しておりますのでお問い合わせください。

また、近年の火葬場は、ご逝去されてから火葬までお待ちいただくお時間が長くなっております。

壽徳寺近郊では1週間前後お待ちいただくことが多くなっておりますので、ご遠方からご出席される方はご注意ください。

 

お通夜・ご葬儀の打合せ

お通夜・ご葬儀に際して、壽徳寺ではなるべく喪主の方とお寺でお会いしお打合せしております。

大体30分~1時間ほどのお時間をいただいております。

ここでは、故人さまの生前の様子やご職業、戒名について、今後のご葬儀〜四十九日忌までの進行にあたってのご留意いただきたいことなどをお話ししております。

葬儀社の方とのお打合せは、ご葬儀のお飾りや返礼品、お食事、お供物など多岐にわたります。

故人さまのご希望などご関係の方々とよく話し合い、落ち着いてゆっくり決めましょう。

もし、ご葬儀についてご不明なことがございましたら、些細なことでもお気軽にお問い合わせください。

また、葬儀社の方とお打合せがご不安な場合は、壽徳寺にて同席して行うこともできますのでご相談ください。

上記以外にも、様々な書類の手配、各種手続き、相続のことなど多くの物事を短時間でしなくてはならなく大変です。

大きなトラブルにならないようにするためにも、事前に話し合って今後の方針を決めておく機会を設けましょう。

 

位牌・野位牌・七本塔婆・塔婆

お通夜・ご葬儀にあたりご準備いただくものの一例です。

白木位牌(しらきいはい)

四十九日忌までは成仏していないかもしれないということから、仮のお位牌を使用してご供養いたします。

野位牌(のいはい)

野辺用(外用)のお位牌です。

以前は、ご葬儀後に喪主が持ち、ご遺骨とともにお墓へ持っていき安置しました。

現在はご納骨の際にお墓へ安置します。

七本塔婆(しちほんとうば)

初七日忌から四十九日忌までのご供養をするということが書かれております。

七日忌ごとに1つずつ消していき、故人さまの成仏を願いお参りしてご供養します。

以前は、ご遺骨をご葬儀後すぐにお墓に納めたためお墓に安置してお参りしました。

現在はご自宅に安置しご納骨の際にお墓へお持ちいただいております。

六角塔婆(ろっかくとうば)

お釈迦さまと同じく火葬にし、七日忌へのご修行が始まるということが書かれております。

墓標としてお墓に安置し、現在もご納骨の際にお建ていただいております。

卒塔婆(そとうば)

上記の六角塔婆と同様で、七日忌のご供養のためにお建てします。

壽徳寺近郊では、地域によって六角塔婆か六尺塔婆のどちらかを使用いたします。

地域によって使用するものが変わりますので、詳細はお問い合わせください。

 

湯灌(ゆかん)・納棺(のうかん)について

ご遺体を棺(ひつぎ)に納めるご納棺(のうかん)に際して湯灌(ゆかん)をいたします。

湯灌とは故人さまのお体を清め、仏さまの世界へと旅立つためのお支度の儀式です。

故人さまをお清めになる時は、水にお湯を入れて冷ました逆さ水を使い、故人さまを偲び丁寧に行います。

そして、仏さまの世界へ旅立つために

  • 白装束
  • 天冠(てんかん 別名は三角巾)
  • 手甲(てっこう)
  • 脚絆(きゃはん)
  • 足袋(たび)
  • 草鞋(わらじ)

にお着替えになります。

この際のお持ち物として六文銭(ろくもんせん)を頭陀袋(ずだぶくろ)に入れ身に付け、仏さまの世界へ旅立つお姿へと変わられます。

最近ではご愛用だった着物などを着用し、上記の品物をお棺の中に添えることもございます。

湯灌の後に、故人さまはお棺に納められます。

お棺にお納めの際には、思い出の品をお入れになることも多くなっております。

生前のご愛用品やお手紙、お写真など心残りのないようにお支度をして差し上げましょう。

また、最近ではお亡くなりになる前に、ご自分で思い出の品をご準備する方もいらっしゃいます。

もし、ご準備した場合は、親しい方にそのことをお伝えしておきましょう。

湯灌(ゆかん)・納棺(のうかん)とお豆腐

壽徳寺付近では、古来より湯灌・納棺の前にお豆腐を食べるという慣習があります。

これは、故人さまとご遺族さまの縁を断ち切り、仏さまの世界へ送り出す覚悟の印として行う意味合いがございます。

その方法をご説明しますと、お豆腐は白いものを用意し切らずにお皿に出します。

この時に、ご縁を汚すということから醤油などをかけないようにご注意ください。

そして、故人さまと縁を断ち切るという意味で、ご遺族が1人1人ご自分で箸などを使い切って食べます。

お豆腐を残すと未練が残るということで全て食べきります。

終わりましたら、お清めということで少量の冷酒をご参加の皆様でいただくという内容です。

故人さまとご遺族さまのご縁のためにも行っていただければ幸いです。

 

お通夜・ご葬儀 当日

お通夜とご葬儀の当日は、式の打合せやご参列者の接待など多くのことがございます。

とても慌ただしいとは思いますが、故人さまが仏さまの世界へ旅立つご機会です。

大切な方の死から学び、ご縁に気づき、今までありがとうと感謝しお別れできるように丁寧に心をこめてお見送りしましょう。

また、故人さまへお気持ちを差し上げる最期のご機会ですので、心残りのないように思いをお伝えいただけたら幸いです。

 

お通夜とは

通夜(つや)とは、お釈迦さまが入滅(ご逝去)された際にお弟子さまたちが、お釈迦さまのご遺徳を偲び称えて7日間にわたり一晩中、お釈迦さまが説かれたお教えを語り続けたのが起源とされています。

日本においては、家族や縁者がご遺体を悪霊などから守るため一晩を過ごすという慣習が古くからあったことからお通夜が定着したともいわれております。

これらのことからお通夜のご法要とは、お釈迦さまのお教えにより、故人さまがお釈迦さまと同じような素晴らしい仏さまになるための道のりをお教えいただくご機会のことです。

また、ご遺族さまが故人さまの仏さまになる道のりを励ますご機会でもございます。

しかし、昨今はお通夜を略することが多くなっております。

宗教儀礼として略するということではなく、ご遺族やご関係の方々が故人さまにゆっくりと感謝のお気持ちを伝えながら過ごす最期の機会ですので行っていただければ幸いです。

 

ご葬儀とは

葬儀(そうぎ)とは、お亡くなりになった故人さまを仏さまの世界へお送りする儀式のことです。

ご葬儀の際に、故人さまは戒名をいただき仏弟子となり、7日間の修行を7回繰り返すご修行に励まれ仏道を歩まれます。

そして、諸仏・諸菩薩さまに導かれ、四十九日忌を迎え仏さまとなり成仏(じょうぶつ)し仏界浄土(ぶっかいじょうど)へと入られます。

この、ご葬儀から四十九日忌までの間は、故人さまのご修行を励まし、今までの感謝のお気持ちを伝えるためにも初七日忌(しょなのか)、二七日忌 (ふたなのか)・・・と特に丁重にご供養いたしましょう。

また、ご葬儀の際にいただくことが多くなっておりますが、お釈迦さまの弟子となった証としていただくのが戒名です。

戒名をいただくことにより、仏教のお教えをご自分の指針とし、生前から死後の世界まで諸仏・諸菩薩さまがお導きくださいます。

壽徳寺では仏弟子となり戒名を生前にいただくことによって、仏教の教えをご自分の道しるべとし、より一層に日常生活を安心して豊かに送れるようお勧めしております。

戒名の生前授与をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

戒名授与式(生前戒名授与)について

 

火葬場からご自宅へ

火葬されました故人さまは、ご遺族・ご関係の方々によってご収骨され骨壷へ納められます。

その際の慣習として2人1組でご遺骨を箸で持ち骨壷へ納めます。

この慣習の由来は諸説ございますが、ご遺骨を大切に持って落さないようすることも目的となっております。

心をこめて大切にご遺骨をお納めしましょう。

ご収骨後には、ご遺骨、白木位牌、ご遺影などをお持ちになりご自宅へお戻りになります。

(ご事情によりご自宅へ安置できない場合は、一時的にお寺でお預かりすることも可能ですのでご相談ください)

ご自宅では仏壇とは別に霊壇を設けます。

霊壇には

  • ご遺骨
  • ご遺影
  • 十三仏掛軸(ご自宅にない場合は壽徳寺よりお貸しします)
  • 白木位牌、野位牌、七本塔婆、塔婆(ご葬儀に使用したもの)
  • 線香立て
  • ロウソク
  • お花(花瓶)
  • お鈴
  • お供物

を安置してお線香をあげて手を合わせましょう。

四十九日忌までは故人さまの在りし日のお姿を偲び、可能であれば毎日お参りをいただきたいと思います。

特に七日忌ごとには丁重にお供えをし、お参りしてゆっくり手を合わせましょう。

 

十三仏掛軸について

各回忌にはお導きくださる仏さまがおり、お亡くなりになるとその仏さまたちに導かれ故人さまはご修行を重ねられます。

その際にお導きくださる仏さまたちのことを十三仏といいます。

その十三の仏さまのお姿を表したものが十三仏の掛軸です。

壽徳寺では、四十九日忌までの間は特に仏さまたちにお導きくださることを願い、霊壇の近くにお掛けしお参りいただいております。

 

逆さ𦥑(さかさうす)

逆さ𦥑とは、ご葬儀の後に臼を逆さまにして腰掛ける慣習のことです。

古くは、葬儀後すぐにご遺体を埋葬し、家に戻る時に逆さまの臼に腰かけて手足を洗い清めてから家の中へ入りました。

由来については諸説ございますが、臼に座り心を落ちつけてから日常に戻るという意味合いがございます。

今では、火葬場からご自宅にお戻りになる際に行っております。

 

以上がご逝去からご葬儀(お葬式)までの壽徳寺付近での一例です。

もしもの時にそなえてご準備するきっかけになりご活用いただければ幸いです。

現在のご葬儀の形態は様々です。

上記以外のご葬儀にもご対応いたしますのでお気軽にご相談ください。

「もしもの時」 ご葬儀(お葬式)のご相談は壽徳寺までご連絡ください。

 

壽徳寺では

  • お檀家さま以外の「お寺とご縁がない 菩提寺がない」という方
  • 菩提寺があっても「遠方である」など

ご事情でご供養が困難な場合でも、菩提寺さまのご承諾のうえでご葬儀をお受けすることもできます。

※近くに親しい身寄りがなく、その後がご心配な方のご相談も承っております。
※事前のご相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

 

お問い合わせ

お電話 042-375-7157

 

ご法事の詳細はこちら

 

壽徳寺 所在地

曹洞宗(そうとうしゅう)
吉祥山 壽徳寺(きちじょうざん じゅとくじ)

〒206-0013
東京都多摩市桜ヶ丘4-26-3
TEL 042-375-7157
FAX 042-372-2010

壽徳寺について
壽徳寺 所在地の詳細について

 

壽徳寺 観音堂

壽徳寺 観音堂のご利用案内について

※壽徳寺のお檀家さまやご関係の方には、ご葬儀の利用時には観音堂を無償でご提供しておりますのでお問い合わせください。

 

観音堂 見取り図

 

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